複写 HUKUSYA

JOURNAL

教室・展示会

作品写真のファイル名の付け方|台帳とつながる命名ルール

作品ID、撮影する面、用途、版番号を使い、元画像と公開用を取り違えない名前にします。少人数の教室や展示会でも続けやすい命名例と変更手順を紹介します。

色の異なるフォルダを並べた作品データ管理のイメージ

「最終.jpg」「最終修正2.jpg」が並ぶと、作品写真を探すだけで時間がかかります。ファイル名にすべての作品情報を詰め込む必要はありません。作品を識別する番号と、画像の役割が分かる名前にして、詳しい情報は台帳へまとめましょう。

先に変わらない作品IDを決める

例えば「HK0001」のように重複しない番号を一作品に一つ付けます。これは説明用の例で、既に番号があるなら新しく付け直す必要はありません。作者名や作品名が未確定でも番号は使えます。作品名を訂正したときに、関連する全画像を改名せずに済む点も利点です。

展示順や現在の保管場所など、後から変わる情報は番号に含めず、台帳の別の欄で管理します。一組の作品を一点として扱うのか、各部分に枝番号を付けるのかも先に決めてください。採番する担当者を絞ると、同じ番号を別の作品に付ける事故を減らせます。

面・用途・版を短い言葉で区別する

  • HK0001_front_master.tif:正面の保存用画像。
  • HK0001_back_master.tif:裏面の保存用画像。
  • HK0001_detail01_web_v01.jpg:細部一枚目のWeb掲載用、第一版。
  • HK0001_front_print_v02.jpg:正面の印刷用、第二版。

これらは運用例です。master、webなどの意味を一覧にし、担当者が別の略号を作らないようにします。日付を入れる場合は、撮影日なのか書き出した日なのかを統一します。制作年と撮影日を混ぜないことも大切です。

ファイル名の区切りは、半角のハイフンやアンダースコアなど少数に絞ると扱いやすくなります。拡張子は形式を表すため、名前を変える作業で消さないようにしてください。共有先のシステムに文字数や使える文字の指定がある場合は、その条件も確認します。

まとめて改名する前に対応表を作る

古い名前の画像が大量にある場合は、まず複製を作り、「旧ファイル名・新ファイル名・作品ID」の対応表を用意します。数点で試し、同名ファイルを上書きしないか、台帳から画像を開けるかを確かめてから残りへ進みます。

既にWebや制作ソフトから参照している画像を改名すると、リンクが切れることがあります。公開中のファイルを直接改名せず、参照している場所も含めて変更計画を立てます。名前を統一することより、必要な画像を確実にたどれることを優先しましょう。

納品時には画像一覧と一緒に渡す

受け渡すフォルダーには、その用途に必要な版だけを入れます。没案や旧版を一緒に置く場合は、採用版の一覧を付け、見分けられるようにしてください。ファイル名だけで作者や作品名が分からないときも、対応表があれば照合できます。

台帳には、作品ID、正式な作品名、代表画像のファイル名、確認日を記録します。台帳自体の作り方は作品台帳の基本項目で紹介しています。撮影を依頼するときに既存の作品IDと必要なカットを共有しておけば、記録から作品集づくりまで同じ番号で進めやすくなります。

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