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公募前の作品をWebや作品集に載せてよい? 未発表の条件と公開順を考える

公募への応募前に作品を紹介したいときは、その回の募集要項とWeb・SNS・冊子などの発表予定を照合します。非公開の画像準備と一般公開を分け、公開を待つ案・応募作品を分ける案を考える案内です。

閉じた無地の作品用フォルダーと小さな本を、木の机に離して並べている。HUKUSYA / JOURNAL

応募を考えている作品を、先に自分のWebやSNS、作品集で紹介してよいか。迷ったときは、応募先のその回の募集要項と、自分の発表予定を並べて確認します。

「未発表」の意味を、ほかの公募の説明や言葉の印象だけで決めないことが大切です。対象になる媒体や期間、他展への出品条件を確かめ、一般公開を待つか、応募する作品を別に選ぶかを考えましょう。

応募する回の要項から、未発表の条件を確かめる

まず、応募先の名称と開催回をそろえ、公式の募集要項を確認します。以前の回の案内や紹介記事だけで判断せず、今回の規定と追加の案内を読みます。

未発表の定義、対象となる作品や期間、公表の媒体、他の展覧会や公募への出品をどう扱うかを分けて確認します。WebやSNS、冊子への掲載がどのように扱われるか、具体的に記載されているかも見ます。

文化庁の募集要項の内容に関する解説でも、公表の時期・方法や主催者による利用方法を明確にする観点が示されています。自分が応募する回の条件は、その主催者の要項と照らして確認しましょう。

作品を紹介する予定を、媒体と相手ごとに書き出す

作品サイトに画像を載せる、SNSへ全体や一部を投稿する、冊子へ収録して頒布する、別の展示で見せる。今回考えている発表方法を具体的に挙げます。

いつから、どの画像や文章を、誰が見られる状態にするかも整理します。作品全体か部分か、販売の有無だけで条件に合うと決めず、要項の対象と照合します。

すでに紹介したことがある場合は、その媒体と時期、公開した範囲を分けておきます。投稿を消せば未発表へ戻る、と自分だけで判断しないようにします。

非公開の準備と一般公開を分ける、仮の計画例

ここでは、自作の計画例として作品A『花の影』の応募と作品集・Webでの紹介を考えます。実在の公募の規定や日程を設定せず、確認する順番を分ける例です。

作品Aの応募条件と、画像準備・一般公開の順番を分ける仮計画
計画の段階 用意する内容と判断
画像の準備 作品Aの撮影画像と構成案を非公開で準備する。共有する相手と、一般公開の操作を分ける。
条件との照合 応募する回の要項を確認し、Web・SNS・冊子・他展の予定と照合する。不明点は主催者へ確認する。
公開を待つ案 作品Aの一般公開を保留し、要項と回答で確認した時期・範囲に合わせて公開する計画にする。
作品を分ける案 紹介を先にしたい作品と応募する作品を分ける。別の応募作品についても同じ条件を確かめる。

最後の二行は、条件を確かめたうえで選ぶ別々の案です。応募後や結果発表後なら一律に公開できる、という日程を定めた表ではありません。

この計画例は、作品Aが応募条件を満たすと判定したものではありません。非公開の準備についても、共有先や利用する場面を整理し、応募条件に関わる点は要項と主催者の回答で確認します。

撮影や編集の準備は、公開する作業と分けて伝える

作品の撮影画像を用意すること、作品集の構成案を作ること、Webへ一般公開することを、依頼の中でも分けます。確認用の画像をどの相手へ渡し、どこまで見せるかをそろえましょう。

制作途中の画面や校正用データが、そのまま一般向けに見られる状態にならないかも確認します。依頼先が自身のサイトなどで作品を紹介する場合の扱いも、応募や発表の予定と合わせて伝えます。

非公開にしておく範囲と、公開するための合図を決めます。撮影や編集を進めたことを、公開してよいという判断へ置き換えないようにします。

記載が曖昧なら、実際の予定を主催者へ伝えて確認する

Webや冊子について要項から判断できない場合は、どの媒体で、何を、いつ、誰へ見せる予定かを整理して主催者へ尋ねます。一般的に大丈夫かという聞き方より、今回の計画を具体的にしたほうが確認事項が伝わります。

回答があった場合は、どの開催回の、どの作品や公開方法についての回答かを残します。自分のWebへの掲載についての回答を、別の展覧会や冊子の頒布にもそのまま広げないようにします。

条件がはっきりするまでは、対象作の一般公開を待つ案を含めて考えます。作品を変える場合も、その作品のこれまでの発表と応募条件を改めて照合します。

作品集とWebへ、同じ公開の判断を反映する

公開する範囲が決まったら、作品集の収録一覧、Webの掲載予定、SNSの紹介予定へ対応させます。一つの媒体だけで対象作を外し、別の媒体で先に紹介してしまわないようにします。

公開の時期や作品を変えたときは、画像と説明文、表紙や一覧で使う画像も見直します。作品名や一部分を含め、どこへ何を載せる予定かを共有します。

制作の予定日と一般公開の日を分け、未確定の公開時期を発行や投稿の確定日として伝えないようにします。

応募条件と発表予定を添えてご相談ください

複写 HUKUSYAの作品の撮影・画像データ化や作品集・Webの編集制作を相談する際は、応募する回の要項、対象の作品、非公開で進めたい準備と一般公開したい媒体・時期をお知らせください。

応募の可否や未発表の判定、受賞を制作会社が代行・保証するものではありません。応募代行を前提にせず、主催者へ確認した条件と予定に合わせて、撮影データと掲載範囲、制作する順番を個別に相談します。

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