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全商品のカタログか、用途別の小冊子か――三製品の案で、載せる範囲を考える

取扱範囲を一覧する本と、特定の使い方に向けて候補を比べる本では、目次が変わります。三製品の一覧と二つの目次案から、製品番号と現行仕様をそろえて抜粋する方法を考えます。

三種類の木の箱とトレー、その画像を載せた開いたカタログHUKUSYA / JOURNAL

製品の画像や仕様がそろってきたら、取扱範囲を一覧するカタログにするのか、特定の使い方に合う候補を比べる小冊子にするのかを決めましょう。全体を見せる本と、候補を絞って見せる本では、目次と説明の役割が変わります。

全製品の参照先を保ち、その中から用途別の小冊子を作る案もあります。どの形を選ぶ場合も、同じ製品番号には同じ現行情報を対応させ、使い方への適合は製品を確認できる方が判断します。

取扱範囲を見せる本と、候補を比べる本を分ける

取扱範囲を一覧する本は、どんな製品群があるか、製品番号からどの情報へ進むかを見せる案です。製品ごとの写真と基本情報をそろえ、全体の中で位置を確かめられるようにします。

用途別の小冊子は、相手が考えている使い方から候補へ進む案です。今回比べたい点を先に示し、その判断に必要な製品と説明を選びます。載せなかった製品を、取り扱っていない製品と同じ扱いにしないよう、全体を確認する方法も残します。

ロフティーデザインのカタログ制作案内でも、品番・仕様・価格・写真などの情報を整理する内容が示されています。[1] 今回どこまでを一冊にするかを決めた後も、製品の基本情報が対応する形で原稿をそろえます。

三製品の案で、共通の一覧を用意する

この案では、小箱、浅いトレー、仕切り付きトレーの三製品を考え、C-01・C-02・C-03という番号を付けます。構成を比べるための名称と番号で、実在の製品の性能や取扱状況を示すものではありません。寸法・材料・価格などは埋めず、製品担当者が確定する項目として残します。

全体版と用途別で共通にする、三製品の一覧案
製品番号・呼び名 掲載する情報と、確認する項目
C-01|小箱 全体と内部が分かる画像、蓋の有無、外寸・内寸、材料と現行の取扱状況を確認する。用途の説明は製品担当者が確定する。
C-02|浅いトレー 全体と縁が分かる画像、外寸・内寸、深さ、材料と現行仕様を確認する。置きたい物や使う場所の条件は、担当者と照合する。
C-03|仕切り付きトレー 仕切りの形が分かる画像、仕切りの数や固定・可動の別、各部の寸法と現行仕様を確認する。使い方を推測だけで決めない。

ここでそろえるのは、二つの本で共通に使う情報の項目です。実製品の寸法値や性能を、見た目から補って載せた一覧ではありません。掲載する画像と仕様の版、確認する方を合わせてから原稿へ反映します。

全体を一覧する本は、製品群と番号から進める

三製品すべてを紹介する案では、次の目次を置きます。

  1. 製品群と、今回取り扱う範囲
  2. C-01・C-02・C-03の製品別紹介
  3. 製品番号から引く一覧
  4. 仕様を確認する方法と、問い合わせ先

全体を見た後に、製品ごとの画像と基本情報へ進む構成です。選択肢を広く示したいときや、番号を手がかりに製品を確かめたいときの案になります。

実際には、現行品と参考として載せる過去の製品、仕様変更がある製品を、担当者が確認します。今回の取扱範囲と、いつの情報かが分かる形で示しましょう。

用途別の小冊子は、比べたいことから候補へ進める

小物をまとめて置くときに、トレーの形を比べたい方へ見せる案なら、C-02とC-03を収録候補にします。目次は次のように置けます。

  1. 置きたい物と、使う場所を確かめる
  2. C-02とC-03の形・仕切りを比べる
  3. 寸法と使い方を、製品担当者へ確認する
  4. 全製品一覧の参照先と、問い合わせ先

この案では、トレーの形を比べる範囲へ絞り、小箱のC-01を本文から外します。C-01がその用途に適さないと検証した意味ではありません。実際の使用条件と製品への適合は、製品を確認できる方が判断します。

耐荷重、耐熱性、衛生面など、用途によって確認が必要な条件は、製品の画像だけでは確定できません。メーカーや製作者が確認した仕様・条件を受け取り、説明できる範囲をそろえます。

全体版を保ち、必要な部分を抜粋する案も考える

全体版と用途別の両方を作るなら、製品番号と仕様を共通の一覧原稿で管理する案があります。用途別に伝える説明や掲載順が違っても、C-02の寸法や材料が別の内容にならないようにします。

この三製品の案では、共通一覧からC-02とC-03の情報を取り出し、用途別の説明を添える進め方にします。抜粋するときに番号を振り直さず、全体版の同じ製品へ戻れる対応を保ちます。

参照先には、全体版の名称と版、製品番号の一覧、現行情報を確認する窓口などを置く方法があります。参照先のページ番号やURLは、実際の版と行先が決まってから確定します。未確定の行先を、利用できる案内として入れないようにします。

仕様が変わったとき、二つの本を一緒に見直す

原稿を確定するときは、製品番号、画像、仕様の版、掲載できる条件、確認した方を対応させます。用途別の小冊子を作った後も、共通の仕様が変わったら、全体版と抜粋版の両方で同じ製品を確かめます。

変更する方と、最終原稿を確認する方を決め、印刷済みの冊子と更新できるデータを分けて扱います。新しい版へ直す範囲、古い冊子をどう扱うか、増刷や追加制作の費用も、その時点の状況に合わせて確認します。

編集やデザインを依頼する場合も、製品の用途を技術的に判断する担当や、仕様を確定する担当は別に決めます。小冊子へまとめたことだけで、使用条件への適合や営業の成果が保証されるとは扱いません。

製品群と、相手が比べたいことをお知らせください

複写 HUKUSYAへ相談するときは、製品群とおおよその点数、手元の画像・仕様書、誰に何を比べてもらいたいかをお伝えください。全体を一覧したいのか、特定の使い方へ絞りたいのかと、現行仕様を確認できる方も合わせて伺います。

企業資料・カタログの活用案内と、画像・原稿からの冊子制作案内から、資料の整理と構成・編集・デザインを相談できます。製品の仕様・用途や掲載範囲を確認し、印刷・製本、更新を含める作業と費用は分けて決めます。

参考資料

  1. [1] ロフティーデザイン「カタログ制作」(品番・仕様・価格・写真などの情報整理に関する同社の案内)
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