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製品の使い方を伝える――写真・図・説明原稿の役割を分けて相談する

紙製の収納箱の案を、自作の三つの外形図で整理します。写真に残したい外観、図へ絞る形、文章と合わせる向きを分け、撮影・図解・原稿と製品内容の確認を依頼する範囲を考えます。

紙箱の水彩を載せた開いた本と、右上に別置したふた付きの灰青色の紙箱HUKUSYA / JOURNAL

製品の写真があっても、使う方へ何を見てもらい、何をしてもらうかは、説明原稿で決める必要があります。外観を確かめる写真、説明する箇所へ絞る図、順序や条件を伝える文章の役割を選びましょう。

ここでは、道具や電源を使わない紙製の収納箱を案にし、自作の外形図で説明の組み立て方を考えます。実在する製品の内部構造や、安全な使用手順を確認した説明書ではありません。

最初に、使う方が確かめたいことを一つ選ぶ

どの部品かを見分けたいのか、外す位置を知りたいのか、操作の順番を知りたいのかを決めます。写真を多く載せることだけで判断せず、その場面で必要な説明を選ぶ方法です。

この収納箱の案は、取り外すふたと本体の二つだけを考えます。寸法、収納できる重さ、材質の性能、実物の色や使い心地は設定しません。見せ方を選ぶための外形と文章の案に範囲を絞ります。

収納箱の外観、分ける形、動かす向きを並べる

収納箱で、写真・図・手順の役割を選ぶ案

写真で残したい外観

本体とふた、向き、色や表面の見え方を確認する。

この図は、写真に残す範囲を考えるための自作外形図。

図へ絞り込む形

ふたと本体の外形を分け、説明する箇所を見せる。

見えない内部構造や寸法は描き加えない。

文章と合わせる向き

この箱の案では、ふたを上へ離す向きを示す。

実製品の手順は、製品担当者が確認してから原稿にする。

三つとも、この案のために描いた外形図です。一つ目も撮影した写真ではなく、写真に残したい範囲を考えるための図として置きました。細かな構造や寸法を再現した設計図ではありません。

この並びから、今回必要なのが外観の写真なのか、ふたと本体を分けた図なのか、動く向きと説明文なのかを選びます。全てを一枚に詰め込む前に、何を確かめるために載せるかを決める案です。

写真では、実物を見分けるために残す範囲を決める

写真を使う場合は、製品全体、説明する部品の位置、向き、色や表面の見え方など、残したい情報を選びます。製品を識別できる全体像と、注目してほしい部分との関係が分かるように考えます。

収納箱なら、ふたを閉じた外観と、ふたを外した状態を見せる必要があるかを決める方法があります。実際に撮る場合は、製品の状態と、どこまで扱ってよいかを製品担当者に確認してから撮影範囲を決めます。

既存の写真を使うときも、どの型や仕様を撮ったものか、今回説明する製品と対応するかを確かめます。似た外観だけで、同じ製品や同じ使い方だと判断しないようにします。

説明図では、省く部分と残す部分を決める

この案の二つ目の図は、ふたと本体の外形を離して置きました。説明する箇所へ目を向けるために、表面の模様や背景を省く案です。一方で、実製品の説明では、どの形や部品を省いてよいかを製品担当者が確認する必要があります。

図を簡単にするために、注意を向ける必要がある部品や、操作を間違えないための区別まで消さないようにします。どこを省略し、どの情報を必ず残すかを、作図する方へ渡す資料にします。

写真で見えていない内部を推測して描き足したり、未確認の寸法や部品名を入れたりはしません。断面図や専門的な構造図が必要な場合は、元になる正しい資料と、作図・確認の担当範囲を別に相談します。

矢印だけに任せず、動作と順序を文章へ残す

三つ目の図では、この箱の案として、ふたを上へ離す向きを矢印で示しました。添える文章は「ふたを上へ離し、本体と分けて置く」という案にします。矢印は向きの説明であり、実製品でその動作ができることを試した記録ではありません。

実際の説明書では、どの状態から何をするか、動かしたあとに何を確かめるかを、製品担当者が確認した内容で書きます。複数の動作がある場合は、写真や図と文章が同じ順番を指すようにそろえます。

安全に関わる注意や、操作に必要な条件は、制作側が想像で補いません。製品側で確認された原稿と資料を受け取り、編集・デザインする範囲と、内容を監修する範囲を分けます。

同じ箇所を、写真・図・原稿で対応させる

製品資料を渡す際は、どの写真、どの図、どの文章が同じ箇所を説明するかを対応させます。今回の箱の案なら、ふたと本体という二つの呼び方を共通にし、図の呼び名と説明文で別の物を指さないようにします。

実製品で部品番号や正式な名称がある場合は、その資料を基準にします。型や仕様が変わったときには、写真だけを差し替えるのか、図と文章も直す必要があるのかを製品担当者と確認します。

外観の撮影、図の描き起こし、原稿の整理を別の方へ依頼する場合も、同じ版の製品情報と、確認済みの用語を渡せるようにします。

依頼するときは、撮影・図解・原稿と監修を分ける

依頼前には、次の項目を整理しておくと、どこまで任せるかを相談できます。

  • 説明する製品と、対象の型・仕様・資料の版。
  • 使う方に確かめてほしい箇所と、説明する動作。
  • 手元の写真や図面、確認済みの説明原稿と不足する資料。
  • 図へ置き換える際に、省いてよい部分と必ず残す情報。
  • 写真・図・原稿それぞれの確認者と、製品内容を監修する方。

掲載する冊子の大きさ、配布方法、必要な画像やデータの条件も伝えます。見せ方を制作する仕事と、製品の仕様・安全上の内容を判断する仕事を、それぞれの担当へ依頼する準備です。

製品資料の画像化と、説明冊子の編集を相談する

複写 HUKUSYAの企業資料の画像化・編集相談では、提供資料を撮影・データ化する範囲と、説明原稿の整理・冊子制作の範囲を分けて相談できます。使いたい資料、掲載する内容、情報を確認する担当者をお知らせください。

新たな製品撮影や専門的な図解、製品内容・安全上の監修まで必要な場合は、対応できるか、どの資料と担当が必要か、作業と費用を個別に確認します。写真・図・説明原稿のどれを準備するかを選び、確認された製品情報から制作を進めましょう。

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