昔の会社案内や封筒を周年誌へ|資料に残る仕事の言葉を読む
古い封筒や会社案内には、ロゴだけでなく、仕事の紹介や資料を届ける言葉も残っています。四面の資料を組み合わせる案から、周年誌に見せたい姿と、年月に添える短い説明を考えます。
HUKUSYA / JOURNAL

周年誌に昔の資料を載せようと、保管していた封筒や会社案内を広げる。ロゴの形も、紙面の色も、今の案内とは少し違う。その姿と一緒に、仕事を紹介する言葉を残すページを考えてみませんか。
この案では、封筒、会社案内の表紙と内面、ロゴ改訂の通知を四面のページにしています。資料の全体を見せながら、そこにある言葉と年月へ短い説明を添えます。周年誌を読む人に何を見てほしいかを、手元の資料から選ぶ案です。
手元の資料から、会社の姿をたどる
まず、周年誌に残したい場面を考えます。資料を届ける場面なら封筒、仕事を紹介する場面なら会社案内。ロゴがどこに置かれ、どんな言葉と一緒に見えていたかも、その資料の姿に含まれます。
マークの形を見せたいページではロゴを大きく、案内の様子を伝えたいページでは資料の面を全体で置く。読者に見せたいものに合わせて、切り抜く部分と残す余白を選べます。この四面の案は、資料の形と言葉を一緒に読む構成にしています。
封筒に残る、仕事の入口
封筒には「資料発送用」「製品資料在中」という言葉があります。この案では封筒の面を全体で載せ、ロゴと文字の置き方を残しました。短い表示を本文にも添えると、何を届けるための封筒かを読めます。
封筒の面を残す

封筒にある言葉
「資料発送用」「製品資料在中」
封筒の「1988年6月印刷」は、印刷年月として説明へ残します。「資料発送用の封筒(1988年6月印刷)」と添える案なら、資料の種類と年月を一緒に伝えられます。ロゴを使い始めた時期も紹介したいときは、それを確かめられる別の資料を探します。
会社案内の言葉を、今の読者へ
会社案内の表紙には「製品と仕事のご案内」「定番製品・受注制作」とあります。表紙を残すと、ロゴや色とともに、どんな言葉で仕事を紹介する一冊だったかを見せられます。
内面では「取り扱う仕事」の下に、「定番製品」と「受注制作」の見出しが分かれています。この案では表紙と内面を隣に置き、短い紹介と、その中で説明する仕事の並びを一緒に読めるようにしました。
会社案内の表紙

会社案内の内面

会社案内の表紙にある言葉
「定番製品・受注制作」
会社案内の内面にある言葉
「取り扱う仕事」「定番製品」「受注制作」
この会社案内の「2006年4月版」は、その版の年月です。周年誌へ載せる面を選ぶときは、残したい仕事の紹介がどこにあるかを見て、表紙と必要な内面を組み合わせます。紙面の小さな文字も、紹介したい言葉を本文へ添えて読めるようにできます。
新旧ロゴと通知を、一つの場面に
ロゴの資料のそばに、改訂を知らせる通知も置きます。この通知には、2018年10月1日から封筒・会社案内・Webで使用することが記されています。マークと通知を一緒に見せると、どの媒体についての案内かを読めます。
通知の発行日は2018年9月10日、記載された使用開始日は2018年10月1日です。説明では二つを分けて残します。封筒の印刷年月や会社案内の版年月も、何の年月かを付けると、年表へ添える際の意味が伝わります。
通知と年月を残す

| 資料 | 表示される年月 | 説明へ残す意味 |
|---|---|---|
| 封筒 | 1988年6月 | 印刷年月 |
| 会社案内 | 2006年4月 | 版の年月 |
| 改訂通知 | 2018年9月10日 | 通知の発行日 |
| 改訂通知の記載 | 2018年10月1日 | 記載された使用開始日 |
実際に切り替えた時期や改訂の理由まで紹介したいときは、当時の記録や担当者の話も合わせます。資料にある表示は写真のそばへ、そのほかの記録から分かった話は別の文章へ。読者がそれぞれの手掛かりをたどれるページを考えます。
資料と伝えたい相手から、周年誌を相談する
社員へ仕事の歩みを伝えるのか、取引先へ会社を紹介するのか。届けたい相手を考えると、封筒の姿を残すページ、会社案内を読むページなど、一冊に入れたい場面を選びやすくなります。
複写への相談には、手元の資料の種類と、見せたい面や言葉を持ち寄れます。資料を写す相談から、説明を添えた周年冊子やWebの制作まで、希望する形に合わせて相談できます。資料の数や本の仕様がまだ決まっていなくても、何を残したいかから話を始められます。
掲載したい面と使う媒体、社内で確認する担当も合わせて整理します。資料の撮影、説明の編集、冊子の制作、印刷・製本やWeb公開の希望を伝え、一冊に残す範囲を相談していきましょう。



