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差し替えて使う見本帳――新しい頁を作る前に、手元の一冊の更新方法を決める

差し替え式の見本帳を更新するとき、新しい頁と一緒に、外す頁・残す頁・現行の構成・更新担当をそろえます。四項目の構成例で、受取人の一冊へ古い頁が混ざらない案内を考えます。

閉じた無地のファイルと二枚の白い紙を、木の机に離して並べている。HUKUSYA / JOURNAL

差し替え式の見本帳や作品ファイルに、新しい頁を追加したい。制作する側で追加分を用意できても、受け取った人がどこを入れ替えるか分からなければ、古い内容が手元の一冊に残ることがあります。

新しい頁と一緒に、外す頁、残す頁、更新後の並び、差し替える担当をそろえましょう。何を送るかだけでなく、受取人の手元でどう一冊を更新するかから、準備する内容を考えます。

更新する人が、手元の一冊を見分けられるようにする

まず、誰がどの見本帳を使っているかと、今回の更新を誰が行うかを確認します。受取人が自分で差し替える場合と、窓口の担当者がまとめて更新する場合では、案内する相手と作業の進め方が変わります。

手元にある版が人によって違う場合は、今回の追加分がどの構成に対応するかも確かめます。同じ名前の見本帳というだけで、全員が同じ頁を持っていると考えないようにします。

一冊の表紙や構成表にある版の表示と、各頁を見分ける情報を照らし、今回更新する対象をそろえます。

四つの項目で、残す頁と替える頁を分ける

ここでは、草木の絵を紹介する項目A・B・Cから始め、Bの内容を更新し、新しくDを加える構成案を使います。一つの項目を一枚ずつに分けて考える、更新案内の例です。

差し替え後の一冊をそろえる、四項目の構成例
項目 受取人が手元で行うこと
A 葉の形 初回の頁を残す。今回、Aの新しい頁は配らない。
B 花の色 初回の頁を外し、「更新1」の頁に替える。
C 枝の影 初回の頁を残す。Bの後の位置を保つ。
D 実のかたち 「追加1」の頁を、Cの後へ入れる。

更新後の並びは、Aの初回→Bの更新1→Cの初回→Dの追加1です。今回渡す新しい頁はBとDですが、残すAとCを含む四項目で、現行の一冊を示します。

これは項目と案内の構成例です。実物の製本や交換の仕組み、印刷した紙の適合を確認した見本ではありません。

同じ題名の頁でも、新旧を見分ける情報を入れる

上の例では、Bの初回とBの更新1は、どちらも「花の色」という項目です。題名だけでは、どちらを一冊へ残すか判断しにくくなります。

項目を示す記号や名称と、更新を区別する表示をそろえ、各頁の見つけやすい場所へ置きます。更新案内にも同じ表記を使い、「Bの初回を外し、Bの更新1に替える」と対応させます。

実際の日付を表示に使う場合は、発行する側が確認した日付でそろえます。頁番号だけに頼ると追加によって並びが変わることもあるため、どの項目の、どの版かも分かる形を考えます。

追加分だけでなく、現行の構成を案内する

新しいBとDの画像や原稿を整えるだけでは、受取人の一冊がどうなれば更新完了かは伝わりません。変更しないA・Cも含めた現行の構成を、更新案内と合わせて用意します。

構成表では、項目の順序と、それぞれ残す版が分かるようにします。受取人が差し替えた後に、手元の一冊と照らせることを考えて整えます。

更新を飛ばしている人がいる場合は、どの頁が手元にあるかを確認します。直前の追加分だけを渡せばそろうのか、不足分も必要なのかを分けて案内します。

差し替える担当と、確認する方法を決める

差し替え作業を受取人へ任せるなら、何を外し、何を残し、どこへ入れるかを、今回の更新に絞って伝えます。誰かがまとめて更新する場合は、その担当と対象の一冊をそろえます。

受け渡し後に確認が必要なら、現行の構成と照合したことを誰へ知らせるかも決めます。頁を渡した記録と、手元の一冊の更新が済んだ記録は分けて考えます。

複数の場所で使う見本帳では、どこが更新済みかを、管理する側でも見分けられるようにします。連絡の方法は、実際に運用する担当者が続けられる範囲で決めておきます。

実物の仕様と、外した旧頁の扱いも確認する

既存のファイルや見本帳を使う場合は、紙の寸法、向き、穴や綴じの位置、追加できる範囲などを、その一冊に合わせて確認します。両面の構成なら、片面だけを替えてよいかも含めて考えます。

追加する枚数や紙の厚み、見本として貼るものがあるかによっても、確認する条件は変わります。画像や編集原稿を作る段階と、実物へ取り付けられるかを確かめる段階を分けて相談します。

外した旧頁を保管するなら、現行の一冊へ戻して混ざらないように、置き場所と旧版であることを分けます。更新の履歴として残すかなど、発行する側と使う側で扱いを確認します。

いまの構成と、今回替えたい内容からご相談ください

相談の際は、手元の一冊の全体が分かる情報、現行の構成、替える項目と追加する項目、差し替える担当をお知らせください。受取人ごとに版が異なる場合は、その違いも分けて整理します。

複写 HUKUSYAの画像・原稿からの冊子編集・制作では、新しい頁の画像や説明と、残す頁を含む構成表、更新の案内を一緒に編集できます。見本帳を使う人が、手元で何を行うかが分かる原稿を考えます。

特殊な製本や既存ファイルへの適合、差し替え作業や配送は、画像・原稿を編集する範囲と分けて個別に確認します。いまある一冊と、これからの更新方法を合わせて相談していきましょう。

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