複写 HUKUSYA
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この写真の現物を届ける?代表写真で紹介する?――作品ページの作り分け

写真の器そのものを選んでもらう販売と、同じ種類から届ける販売を分けます。二つの器の画像指定と掲載文案から、個体・画像・届く点数を対応させる方法を考えます。

同じ形の器二点。左は青い縦線一本、右は青い丸二つで、どちらも全体が見えるHUKUSYA / JOURNAL

同じ形でも模様や色の出方が違う器を紹介するときは、写真に写っているその一点を届けるのか、同じ種類の中から一点を届けるのかを先に決めます。個体を選んで買える販売なら画像と現物を対応させ、代表写真を使う販売なら、写真の役割と選べる範囲を伝えましょう。

二点を並べた写真も、二点セットの販売なのか、違いを見せるための写真なのかで意味が変わります。撮影する点数と掲載する文章は、販売の単位と合わせて考えます。

写真を見て、その個体を選んでもらう場合

一点ずつ表情の違う器を選んでもらいたいなら、器ごとに画像を用意し、どの現物かをたどれるようにします。全体の写真に加え、選ぶときに見てほしい模様や部分も、同じ器だと分かる形でそろえます。

管理する名前や番号を付ける場合は、写真、掲載文、受け渡す現物を同じ単位で対応させます。一点が売れた後に、写真だけを残して別の個体を同じものとして案内しないよう、掲載を変更する担当と方法も決めておきます。

この方法では、撮影する対象も個体ごとになります。同じ形だから一つだけ撮ればよいと決めず、選んでもらう点数と、それぞれ必要な向きや細部を相談します。

同じ種類から届ける場合は、代表写真の役割を伝える

個体を指定せず、同じ種類の中から届ける方法なら、掲載する写真が代表例であることを伝えます。購入者が写真の個体を選べるのか、選べないのかも、販売者が決めた条件に合わせて明記します。

違いを伝える写真を複数使う場合は、どこが異なるのかが分かるように並べます。ただし、手元の二点の違いだけで、今後届くすべての個体の違いを示したとは考えません。掲載する写真と説明で伝えられる範囲を、販売する側が現物と照合します。

たとえばAMERI Stoneの案内では、一点物と複数在庫のある商品について、掲載している現物を届ける場合と、個体差がある場合を分けて説明しています。[1] 他店の条件をそのまま使うのではなく、自分の作品をどの単位で届けるかに合わせて、必要な写真と説明を決めます。

二つの器で、画像の指定と文案を考える

この案では、同じ形の器二点を使って、写真の指定を考えます。主画像の左を、青い縦線が一本ある「器A」、右を、青い丸が二つある「器B」と呼びます。二点を並べて写すことと、二点をまとめて販売することは分けて考えます。

器の個体と、用意する画像の対応案
紹介する対象 用意する画像と案内
器Aを選んで買う Aの全体と、青い縦線が分かる画像を用意。写真のA一点を届けることを伝える。
器Bを選んで買う Bの全体と、青い丸二つが分かる画像を用意。Aの写真をBの現物写真として使わない。
同じ種類の代表例を見せる 模様の違いが分かる複数の例を用意。代表写真であること、届く点数、個体を選べるかを伝える。

器Aそのものを届ける案の掲載文は、たとえば次のように書けます。

写真の器A一点をお届けします。一緒に写っている器Bは含みません。

一方、同じ種類から一点を届け、個体を選べない販売方法を採る案なら、写真の役割から説明します。

写真は同じ種類の器の代表例です。お届けするのは一点で、個体は選べません。模様の位置や点の大きさは、個体ごとに異なります。

これらは、二つの販売方法に合わせて文を分ける案です。実際に使う際は、販売者が選ぶ方法と、現物で確認した違いに合わせます。写真の見せ方を理由に、確認していない品質や取引条件まで補いません。

複数を写す写真には、届く点数も対応させる

二点を並べると、同じ形でも模様が異なることを伝えやすくなります。その写真を使うなら、掲載文でも「写真の中から一点を選ぶ」「代表例を二点掲載している」「二点セットで届ける」のどれに当たるかを、実際の販売方法に合わせます。

セットで届ける場合は、含まれるものを確認してから撮影します。大きさを比べるために置いたものや、背景の小物がある場合も、販売するものと混ざらないようにします。写真の中の数と販売数が違うときほど、画像と文章を一緒に見て確かめます。

個体の入れ替わりを、掲載の更新につなげる

現物を選んでもらう紹介では、在庫が変わった際に、どの写真と説明を更新するかを整理します。紹介ページから注文を受ける場合は、注文時にどの個体を指定したかが伝わるかも、販売の仕組みと合わせて確認します。

代表写真を使う場合も、扱う個体が変わり、写真や説明と合わなくなっていないかを見直します。撮影だけで在庫や注文の情報が自動で連動すると見込まず、更新する人と必要な作業を決めておきましょう。

撮影する個体と、紹介ページの単位を相談する

複写の作品集・カタログ・Web制作では、用意できる画像と原稿から、掲載内容や紙面・画面の構成をご相談いただけます。写真の現物を届けるのか、種類の代表例として紹介するのか、販売する点数と合わせてお知らせください。

必要な撮影点数、個体を見分ける画像と文章の対応、掲載の更新範囲を整理します。注文・決済・在庫情報との連携を含む販売の仕組みは、紹介ページの制作とは分け、対応できる範囲と費用を個別に確認します。

参考資料

  1. AMERI Stone「よくあるご質問」(「写真の商品が届きますか?」の同店の案内)
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