複写 HUKUSYA

JOURNAL

編集と活用

図録制作の料金を考える|撮影・編集・印刷の見積もりを分ける

図録の予算は印刷単価だけでは決まりません。作品写真と原稿の準備、ページ数、部数、校正、製本、配送を分け、必要な工程を確認するための見積もり準備を紹介します。

図録と制作資料を背景に見積もりを紹介する画像

図録を作る費用は、ページ数と部数だけでは決まりません。作品写真がそろっているか、作品名や作者名の整理から必要かによって、制作の範囲が変わります。まず撮影、編集、デザイン、印刷・製本、配送を分けて考えましょう。

配る相手と必要な一冊の役割を決める

会場で配る記録冊子、作品を丁寧に見せる図録、活動を紹介する営業用の冊子では、必要な内容が違います。掲載作品、解説、作者紹介、展示風景など、入れたいものを一覧にします。最初からページ数へ押し込むのではなく、何を残すための冊子かを確認してください。

部数は来場者数だけでなく、作者、関係者、保管用、販売用などの配布先から考えます。増刷の予定があるなら、その可能性も伝えます。売れ残りや保管場所も含め、必要以上の部数を作る前に配布計画を整理しましょう。

写真と原稿の準備状況を示す

各作品について、使用できる画像があるか、撮影し直す必要があるかを確認します。Web用の小さな画像しかない場合は、そのまま印刷に使えるとは限りません。作品名、作者名、制作年、寸法、解説などは、確認済みと未確認を分けて一覧にします。

原稿整理を依頼するのか、確定原稿を渡すのかで編集の作業量が変わります。翻訳、文章の書き起こし、掲載許可の確認などが必要なら、それぞれの担当を決めてください。複写の作品撮影の基本料金は料金ページで案内していますが、図録全体の制作費とは別に範囲を確認します。

仕様は見本と優先順位で相談する

冊子の大きさ、ページ数、部数、紙、製本、カラー範囲、表紙の加工などを仮に決めます。専門的な名称が分からなければ、近い冊子の写真や、開きやすさ・厚みなどの希望を共有します。作品の大切な部分が見開き中央へ隠れないかも、仕様と一緒に検討してください。

予算調整では、何を守りたいかを先に決めます。例えば作品画像の確認を省く前に、部数や加工、ページ構成を見直せないか相談します。小部数の考え方は小ロット印刷と製本で扱います。

見積書で校正と変更の範囲を確認する

デザイン案の作成、文字校正、画像確認、印刷前の色の確認がどこまで含まれるかを見ます。ページ追加、作品差し替え、大幅な構成変更が起きたときの扱いも確認してください。校正回数だけでなく、一回の確認で何を確定するかを決めることが大切です。

納品先、分納、梱包、送料、税を含む総額も照合します。展示初日に必要なら、配達日から逆算して、原稿確定や印刷承認の期限を決めます。撮影から始める場合は、原物の受け渡し日程も別に組み込みましょう。

複写への作品集・カタログ制作のご相談には、目的、希望部数、掲載作品数、写真と原稿の準備状況、必要な日をお知らせください。未確定の仕様は、予算と優先順位を確認しながら整理します。

料金・納期ご相談・お見積もり